「自分自身がポメラニアンを飼っているせいか、別の飼い主さんのポメもすぐに個体識別できるんですね。ところがトイプードルになると全然識別できなくて、以前会ったはずなのにどこの子だっけ?となってしまう。その違いって飼い主にしかわからない愛なのかもねと妻と話していて、ハッとしたんです。もしかしたらカードゲームとして成立するんじゃないかって」
以前からペットに関わる事業をやりたいと考えていたこともあり、すぐに実行に移した。当初はAIでポメラニアンの画像を生成してパイロット版を作成し、自分の子どもたちを交えて遊んでみたものの、ほとんど盛り上がらなかったという。
「結局、AI画像だとかわいいという感情移入がしにくい。そこで、実在するワンちゃん、猫ちゃんたちの写真を使ったほうがいいのではと方向転換し、飼い主の友人知人に頼って撮影に協力してもらいました。黒猫にしたのは、いちばん難易度が高そうだと思ったからです」
「黒猫」は保護団体に協力依頼
ポメラニアンはなんとか目標の数が集まって撮影できたが、ツテがほとんどなかった黒猫は、保護活動を行うNPO団体に協力を請うた。
「理事の方に、企画内容を正直にお伝えしたところ、むしろ保護猫の存在を知ってもらうきっかけになると快諾いただき、売り上げの一部を寄付するかたちで連携させていただきました」
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【「愛」がなければ刺さらない】
