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「文章を正しく読めない日本人」が急増している背景「日本語の意味を取り違える人」に欠けている基礎力とは?

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東大を目指す学生が自然に身につけている基礎力「読み方スキル」とは?(写真:shige hattori/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長

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偏差値70以上の進学校で指導し、教え子の5人に1人を東京大学合格へ導いてきた国語科専任教諭、市野瀬早織氏。

東大を目指す学生が自然に身につけている基礎力のひとつが「読み方スキル」だと市野瀬氏は主張する。

文章の要点を素早くつかみ、自分の言葉で説明できる。相手の意図を正確に理解し、的確に判断できる。こうした力は、入試にとどまらず、「社会人として仕事を遂行するため」「リーダーとして活躍していくため」にも欠かせない能力である。

この読み方スキルを、誰でも今すぐ使えるように体系化した市野瀬氏の初の著書東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」は、発売たちまち増刷するなど、話題を呼んでいる。

その市野瀬氏が「文章を正しく読めない日本人」が急増している背景と「日本語の意味を取り違える人」に欠けている基礎力について解説する。

「短文主流」の今「長文を読む機会」が減少した結果…

『東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

上司からの「確認しました」というメッセージを「承認」だと勘違いして業務を進めてしまった。契約書の一文を読み違えて、意図しない条件を受け入れてしまった。

このように、「たぶんこういう意味だろう」と思い込んで読み進め、実はまったく違う意味だった――そんな経験はないでしょうか。

私たちは思っている以上に、文章を「読めていない」ことがあります。

一体なぜなのでしょうか?

まず挙げられるのが、長い文章を読む機会の減少です。

スマートフォンの普及により、私たちが日常的に触れる情報は、短く区切られた形式が中心となりました。SNSの投稿、要約されたニュースは短時間で理解できる反面、文章全体の構造を追いながら読む必要がありません。

長文を読むためには、文と文の関係を整理し、筆者の主張や前提を意識しながら読み進める必要がありますが、こうした能力は使わなければ衰えてしまいます。

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【必要な情報だけ見つけて読めればいい】

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