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「答えをすぐ求める姿勢」が成長を妨げる《AIに宿題をやらせた子》に「禁止」も「すごい」もNG、成長を促す声のかけ方とは

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タブレットを見る子ども
子どもがAIに宿題をやらせようとしたとき、どんな態度が正解?(写真:Luce/PIXTA)
  • 安井 政樹 札幌国際大学 基盤教育部・教職センター准教授

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子どもがAIで宿題を仕上げてきたとき、「ズルするな」と叱るのも、「すごい」と褒めるのも、実はどちらも間違いだ。では、親はどう反応すればいいのだろうか。そして、「答えをすぐ求める姿勢」が子どもの知的筋肉を奪う理由とは。年間100回以上全国の学校で「AIリテラシー授業」を行っている安井政樹さんが、AI時代に子どもの主体性を守るための、具体的な問いかけを説く。
※本稿は『「考える力」と「好奇心」をぐんぐん伸ばすAI×学び入門』から一部抜粋しています。

失われつつある「最高に道徳的な時間」

夏休みの、作文の宿題を前にした子どもの姿を想像してみてください。

皆さんも経験したことがあるでしょう。原稿用紙を前にして、1文字も書けない苦しみを味わいながら、過去の経験を掘り起こし、自分の感情を言葉に変換するという「生みの苦しみ」がありました。

もしかしたらこの経験を単なる「イヤな思い出」だと思っている方もいるかもしれませんが、教育者の立場で見れば、意味がまったく異なります。このプロセスこそが、自分自身の内面を見つめ直す、最高に道徳的な時間だったのです。

それがいまや、AIに「楽しかった海の思い出を400字で書いて」と命じれば、わずか5秒で、それも自分で書くよりもずっと上手な文章が完成します。

宿題を「終える」ことはできますが、そこには子どもの成長も、道徳的な学びもありません。それどころか、このような経験を通じて、子どもは自分の「感性」や「表現」というハンドルを、AIに明け渡すことになるのです。

道徳教育学において、人間の発達は「他律から自律へ」というプロセスとして捉えられます。

生まれたばかりの子どもは、自分一人では何もできず、親の言葉に従い、社会のルールを学び、外部からの規律(他律)によって導かれます。

しかし、成長とともに、子どもは自らの内側に「自分はどうありたいか?」「何が正しいと思うか?」という自分だけの物差し(自律)を形づくっていきます。この「自分の内なる声に従って生きること」こそが、人間としての尊厳の源泉です。

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【AI時代に主体性を伸ばす問いかけ方法とは】

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