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台湾・国民党は中国共産党と「反日」で協調するのか?訪中時に相次ぐ「反日発言」で鄭麗文・党主席が狙うもの

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2026年4月10日、中国の習近平国家主席と会談した台湾・中国国民党の鄭麗文主席(写真:AFP=時事)
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その後の国共内戦(1945~50年)で敗れ台湾へ撤退したが、中華民国政府を台湾に移し、現在に続く体制の基盤を築いた。大陸反攻を掲げる過程で日本との関係を重視した側面は否定できないが、同時に対日戦争の指導者でもあった点を踏まえると、その対日観は一面的には捉えきれない。

戦後には、旧日本軍人を招いて軍事顧問団、いわゆる「白団」を組織し、中華民国軍の再建を進めた。この事例は、実務面で日本の軍事経験を評価していたことを示すものといえる。

東日本大震災での多額な義援金は馬英九政権の時

さらに国民党は台湾において、日本と強い結び付きを持つ各界の人材を取り込みながら、対日関係の維持と発展を図ってきた経緯がある。

近年の象徴的な例として、東日本大震災の際、台湾から多額の義援金が寄せられたことが挙げられる。これはアメリカを除けば最大規模とも言われ、現在の親台・親日的な空気を醸成する一因となった。このとき募金を呼びかけたのは国民党の馬英九元総統であり、個々の政治姿勢とは別に、台湾社会全体として日本との関係が重視されてきたことを示している。

このように見ていくと、国民党には対日関係を重んじる傾向が一定程度受け継がれてきたと考えることもできる。

そして同党は、戦時期を除けば、これまで党の指導層が公然と中国共産党の掲げる反日的な歴史観に積極的に同調する姿勢を示すことは、ほとんどなかった。

しかし鄭氏は、こうした国民党の従来のスタンスから一歩踏み出す行動を取った。

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【反日発言が国民党への支持を拡大できるのか】

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