東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場

もはや「麻薬」としか言えない「トランプ大統領」から覚めて、世界が普通に戻るための「3つの方法」とは何か

14分で読める
ラスベガスでの会議で独特のダンスを披露するトランプ大統領(写真:ブルームバーグ)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

とはいえ、完全自由には、JRA競馬ではできないから、妥協案として、馬房数の配分をさらに傾斜化する。これは今すぐにでもできるはずだが、食べていけない調教師が生まれないように、大きく手加減をして行われている。だから、これを普通にやる。

これと連動している問題が、外厩問題である。簡単に言うと、JRAのトレーニングセンター内にある各厩舎が内厩であり、それ以外の馬の調教施設が外厩である。

内厩の馬房数が制限されているために、多くの馬は、外厩でトレーニングを受け、レースに出るときだけ内厩に入る。今は、レース直前の仕上げだけ内厩でやるのが普通になってきた。外厩にはもちろん馬房制限などない。

つまり、外厩にノウハウがたまり、スケールメリットもあり、人材もノウハウも蓄積され、効率性も高い。この結果、JRAの内厩の調教師の調教技術は、海外の調教師、彼らには内厩も外厩もないから、JRA調教師と外厩の調教スタッフと両方のノウハウを蓄積できる。

いわば、欧米の調教師は、世界最大級の商社の社長であり、JRAの調教師は、家族経営の小企業の社長みたいなものである。これではJRA調教師が、どんなに実力があっても発揮できないし、欧米には永遠に勝てない。

かつ、外厩の調教師が成長し続けると、JRA調教師は、ただレースに出せる権限を持っているだけの本当なら邪魔な存在、税金にすぎなくなってしまう。それではいけない。そこで、調教師改革をするために提案したのが前回の記事にも書いた4つのステップである。これは北海道の産業振興およびJRA競馬と地方競馬(NAR)の発展的統合を目指す案にもなっている。続きは次回以降に。

皐月賞は「血統に著しい成長力を持つあの馬」に賭ける

さて19日は皐月賞(3歳牡馬を中心とするクラシックの第1戦、舞台は中山競馬場)。

私はリアライズシリウス(7枠15番)。理由は、彼の弟が、私が応援している一口馬主クラブの馬であり、兄に皐月賞をとってもらい、弟もそれに続いてほしいと思っているからだ。

残念ながら、弟は募集時には目立たない普通の馬だったため、出資し損ねた。つまり、この血統は成長力があり、リアライズシリウスはさらに強くなっている可能性がある。前回に続き、情緒的な馬券だが、単勝。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は4月25日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象