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「ベジタリアンにならないか?」フランス人の夫の提案から始まった…人気ブーランジェリーが歩む「夫唱婦随」の難路

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「食の未来」を変える小さな選択肢を増やしたいという(写真:宝島社提供)
  • 石川 芳美 「メゾン ランドゥメンヌ」オーナーシェフ
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そして今の仕事の軸は何だろうと考えると、やはり「未来のために何ができるか」ということではないでしょうか。食の未来や、これから大人になっていく子どもたちに、どれだけ生きられる地球を残せるか。自分たちにできる範囲の中でできることをやっています。

「食の未来」を変える小さな選択肢のために

たとえば、食の分野でいうと、私たちが選んだようなベジタリアンという選択があります。

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食事から出るCO2の約89%は、家畜を育てるための資源、飼料を作るための土地、水などを含めて計算すると、動物性由来なのだそうです。人々がベジタリアンになるだけで、およそ40%のCO2削減につながるとも言われています。

ただ、私は講義の中で「明日からベジタリアンになりましょう」と言うことはありません。それは現実的ではないからです。とくに先進国ではかなり難しい選択だと思います。

しかし、何よりもまずそうした問題を知ることが大切です。

もし完全なベジタリアンが難しくても、場合によっては、食事を柔軟に選択するという意味の「フレキシタリアン」という考え方も選択肢として持てるのです。

つまり、「今日は環境負荷の高い食事だったから、次は植物性にしよう」というように、自分で選べるようになることが大事だと思っています。その選択ができる人を増やすことが、私たちの役割の1つだと考えています。

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