そして今の仕事の軸は何だろうと考えると、やはり「未来のために何ができるか」ということではないでしょうか。食の未来や、これから大人になっていく子どもたちに、どれだけ生きられる地球を残せるか。自分たちにできる範囲の中でできることをやっています。
「食の未来」を変える小さな選択肢のために
たとえば、食の分野でいうと、私たちが選んだようなベジタリアンという選択があります。
食事から出るCO2の約89%は、家畜を育てるための資源、飼料を作るための土地、水などを含めて計算すると、動物性由来なのだそうです。人々がベジタリアンになるだけで、およそ40%のCO2削減につながるとも言われています。
ただ、私は講義の中で「明日からベジタリアンになりましょう」と言うことはありません。それは現実的ではないからです。とくに先進国ではかなり難しい選択だと思います。
しかし、何よりもまずそうした問題を知ることが大切です。
もし完全なベジタリアンが難しくても、場合によっては、食事を柔軟に選択するという意味の「フレキシタリアン」という考え方も選択肢として持てるのです。
つまり、「今日は環境負荷の高い食事だったから、次は植物性にしよう」というように、自分で選べるようになることが大事だと思っています。その選択ができる人を増やすことが、私たちの役割の1つだと考えています。

