本記事では、高木氏の著書『私たちはなぜ死ぬのか 法医学者が語る「永く、よく生きるための技術」』より一部を抜粋・再編集し、「突然死」について取り上げます。
突然死になり解剖される確率が高い
亡くなる直前まで元気に活動して、ある日突然、苦しまずにコロリと逝きたい——。そんな死に方がいつごろからか「ピンピンコロリ」と呼ばれるようになり、すっかり日本人の中に「理想の死に方」として浸透した感があります。
苦しみたくないという理由以外にも、入院や介護が長引くことで家族に迷惑をかけたくないという理由があるようです。しかし、ピンピンコロリは本当に理想の死に方なのでしょうか?
法医学者の視点からみると、手放しで賛同することはできません。なぜなら、ピンピンコロリはいわば突然死であり、異状死体として解剖に至る確率の高い死に方だからです。
普段から体調管理に気を配り、体調や持病を把握してくれているかかりつけ医がいる上でのピンピンコロリならば死因が推測しやすく、解剖に回される確率は低いでしょう。
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【「ピンピンコロリ」の先に起きること】
