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「静かな退職」を決めた人がハマる人生の落とし穴……⦅やる気なし⦆になってしまったのはワケがある?

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元気のないビジネスパーソンの女性
職場に「静かな退職者」がいる場合、上司や同僚はどう対応すればよいのでしょうか(写真:マハロ/PIXTA)
  • 安藤健 キャリアのモヤモヤを解決する組織人事コンサルタント

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昇進を望まず、言われたことを淡々とこなすだけ。
実は近年、職場に増えつつある「静かな退職者」ですが、本人は「本当は頑張りたい、だけどやり方がわからない」という内面に潜む複雑な欲求に悩んでいるかもしれません。
カギとなるのは、相手を責めることではなく、心理学的な視点から「防衛的な反応」を和らげる、ちょっとした声かけや関わり方です。
組織人事コンサルタントの安藤健氏が、最新著書『転職はタイミングが10割』の知見を交え、静かな退職者がハマる人生の罠を解き明かし、職場全体が活力を取り戻すためのアプローチを解説します。

実際に「辞める」わけではない「静かな退職」

みなさんは、「静かな退職(クワイエット・クィッティング)」という言葉を聞いたことがありますか?

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静かな退職とは、仕事への熱意や意欲が基本的になく、昇進やキャリアアップを望まないことです。仕事を「日銭稼ぎの手段」と考え、自己実現ややりがいは求めないのが特徴です。

一言で言えば、キャリアアップを求めずに必要最低限だけ働くという働き方です。「退職」という言葉から「会社を辞める」ことを連想しますが、実際に辞めるわけではありません。

そうした人たちの話を聞いていると「仕事にやりがいなんてサムい」「仕事に熱意とか活力なんていらないし、あくまでお金を稼ぐためにやっているだけ」という声が聞こえてきます。

私はそういう生き方も一つだと思います。

一方で、静かな退職者という道は、やはり人生の大きな時間を仕事が占めるのであれば、本人的にもきついのではないかと思うのです。

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【「静かな退職」はなぜきつい?】

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