東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

好待遇だったはずだが…伝説的テレビマンが「"59歳"で局を去った」ワケ 大阪市立大学→読売テレビ→定年目前で退職

6分で読める
西田二郎
定年直前に読売テレビを退職した西田二郎さんに、生き方と仕事観を聞いた(写真:西田二郎さん提供)

INDEX

「自分は、(給料を)もらいすぎやと思って」

『ダウンタウンDX』を22年間支えた伝説的テレビマン・西田二郎(60歳)は、そう考えて2025年に読売テレビを退職した。

待遇に不満は一切なかった。ただ、キャリア終盤の自分が、会社にどれだけ恩を返せているのかという問いに向き合い続けた結果だった。

【写真を見る】好待遇だったはずだが…伝説的テレビマンが「"59歳"で局を去った」ワケ 大阪市立大学→読売テレビ→定年目前で退職(3枚)

大阪市立大学経済学部、漢字検定1級

振り返れば、もともとテレビ局を志していたわけではなかった。今から約40年前の学生時代。サラリーマンになる自分をほとんど想像できなかったという。

「ネクタイを締めて、“どうも”って言う自分のイメージもなかったし、ちゃんと働かれへんって思ってました」

スーパーのレジ打ちを思い浮かべただけで、値段を間違える気がした。そんな理由で、自信が持てなかった。大阪市立大学経済学部に在籍し、就職先を選べない立場ではなかったが、“会社員になる自分”は、うまく想像できなかった。

大学時代で続いたことは、塾講師の仕事だった。国語を教えた。漢字検定1級も持っている。

「国語って要は、言葉のニュアンスじゃないですか。ニュアンスって、行間を読むことやから。行間を読むって、結局は共感なんですよ。文章に書いてあることを味わうために、たとえ話をして、みんながゲラゲラ笑えたら、わかったことやと思うんです」

笑いは共感だ、と西田は言う。大阪・寝屋川で生まれ育った感覚が、そこにはあるのだろう。

次ページが続きます:
【早稲田の友人に呼び出されて一蹴された】

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象