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遠方に住む家族が余命わずか…医師が勧める「介護プラン」の組み方 50代女性、30代男性の実例も紹介

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高齢者と介護する家族のイメージ
大切な人と最後の時間を「一緒に過ごす」ために必要な考え方とは?(写真:Ushico/PIXTA)
  • 安井 佑 医療法人社団 焔 理事長
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状況に応じた適切な介護プランを組めば、こんなふうに、「自分が看られるときだけ、大切な人のそばにいる」ということも可能になります。

この先、ずっと在宅介護……ということになると、介護にかかる年月が長くなる患者さんの場合、家中が疲弊してしまうこともありますが、マリコさんのように数週間おきに一緒にいる、看られるときだけ一緒にいる、というプランを組むこともできるわけです。

「一緒に過ごす」と「介護」を分離する

あるいは、同じ家にいたとしても、自分はあまり介護には携わらず、人にお願いするという選択もできます。

弟さんが末期がんであることがわかった、会社員のコウイチさん(30代)の場合がそうでした。

弟さんの余命がわずかだと知ったコウイチさんは、病院での闘病生活が長かった弟さんのために、「最後ぐらい、病院ではなく、自宅でゆっくり過ごさせてやりたい」と自宅に連れ帰ることにしました。何より、弟さんが帰ることを望んだのです。

ただ、弟さんのお世話をできるのはコウイチさんだけ。弟さんの身体には上から下まで5本の管がつながっていました。そこで彼は、日中の弟さんのお世話は訪問診療や訪問介護を頼ることにしました。このタイミングで、私たちの医療チームが家にうかがうようになったのです。

コウイチさん自身は、日中は出社していつもどおりに仕事をし、帰宅後と、翌朝の出社前だけ、できる範囲で弟さんのお世話をしていました。

一緒にいる間、兄弟で特に何を話したわけでもなかったそうです。でも、弟さんは自分の部屋で動画配信サービスの映画を観て、ネットで好きなアイスを注文しながら過ごすことができました。そして、自由に過ごす弟を見て、コウイチさんも安心しました。

2カ月後、弟さんを見送ったコウイチさん。弟さんの「いい時間」をつくり出せた彼の表情は、どこかスッキリとしていました。

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【介護プランを組むときのポイント】

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