20〜30代のFIRE願望が高まっている
最近のFIRE願望の高まりは、それほど過酷な労働環境に置かれていない人にまで広がっているように窺われる。まず、FIRE願望に関するアンケート調査結果を見てみよう。
明治安田総合研究所(2023)「働き方に関するアンケート調査」には、「FIREしたいか」という非常にストレートな設問がある。これに対して、20〜30代では約3〜4割が「あてはまる」(=FIREしたい)・「ややあてはまる」(=ややFIREしたい)と回答している。
3〜4割もの人が過酷な労働環境に置かれているとは現実的に考えられないので、仕事の過酷さによらずFIRE願望が高まっている側面もあるのだろう。
また、一口に「FIREしたい」といっても、そうした願望をどの程度の強さで持っているかは人それぞれだろう。「絶対にFIREしたいし、それに向けて具体的な行動(資産運用や副業など)をとっている」という人もいれば、「そりゃあ、できるものならしたいが……。でも具体的に何かしているわけではない」という程度の人もいるだろう。
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【「ここにきてFIRE願望が高まってきた」理由】
