1958年の調査書が「消費センター」と評したこの街は、今「住みたい街」として評価されている。評価の中身が、最初から違っていたのだ。
⑥百貨店が消えたのは衰退ではない
市内最後の百貨店だったそごうが閉店した時、八王子の地盤沈下を心配する声があった。しかし駅前の地価はその後も上昇し(旭町の駅前広場接面で基準年比9.23%増、中心市街地活性化基本計画)、市民の8割が「住んで良かった」と答え続けている(定住意向調査2012・2025年)。
外から見た評価と、中にいる人の実感は最初からずれていたのだ。百貨店もまた、外から見た八王子の可能性に賭け続けてきた。人が集まっているのに消費が生まれず、滞留しない。それは街が衰退したからではなく、この街が最初から「通過する街」「住む街」だったからだ。
そごうが閉店した2012年、市民が八王子に住み続けたい理由の1位は「自然が豊か」だった。買い物の便利さは3位と高順位ではあるが、上位は自然と交通の便だ(定住意向調査2012年)。百貨店が消えたのは衰退ではない。八王子が本来の姿に戻っただけなのだ。
1. 「企業診断 特大18(9)」(同友館、1971-09)
2. 「販売革新25(5)(310)」(アール・アイ・シー、1987-05)
3. 「販売革新特大23(11)(292)」(アール・アイ・シー、1985-11)
4. 「販売革新23(5)(286)」(アール・アイ・シー、1985-05)
5. 「販売革新16(10)(206)」(アール・アイ・シー、1978-09)
6. 「月刊経済新春26(2)(330)」(月刊経済社、1979-02)
7. 「総合食品9(1)(97)」(総合食品研究所、1985-06)
8. 「八王子市基本構想昭和54~58」(八王子市、1979.6)
9. 「八王子市基本構想昭和59~63」(八王子市、1984.6)
10. 「不動産研究35(1)」(日本不動産研究所、1993-01)
11. 「実業界5月1日(675)」(実業界、1985-05)
12. 「そごうの西武大包囲戦略:売り上げ日本一をめぐる水島と堤の激突」(渡辺一雄、光文社、1988.5)
13. 「再開発コーディネーター(71)」(再開発コーディネーター協会、1998-01)
14. 「新都市開発33(12)(409)」(新都市開発社、1995-12)
15. 「都市開発7(80)」(措置開発研究会、1969-12)
16. 「商業界₌The jaournal of retaling特大25(8)(298)」(商業界、1972-07)
17. 八王子市中心市街地活性化基本計画
18. 「八王子市産業振興基礎調査書」(八王子市商工課、1958)
19. 「ショッピングセンター5月(283)」(日本ショッピングセンター、1997-05)
20. 「八王子史上巻」(八王子市、1963)
21. 「帝京大学・八王子市共同研究報告書『学園都市八王子の学生定住の現状分析と、新たな地域交流の提案』(令和5年度)」
22. 八王子オーパプレスリリース(2018)
23. 株式会社LIFFUL「2026年 LIFULL HOME'Sみんなが探した!住みたい街ランキング」
24. 「JR gazette」(栗原宣彦、東京交通新聞社、2012-09)
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