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ライフ #だからこの沿線が好き

中野に住んで30年、56歳男性が語る「中央線の呪い」の真相 「富士山から江戸城に流れ込む"龍脈上"にあるからと言うけど…」

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御茶ノ水駅の聖橋からの風景
御茶ノ水駅の聖橋からの風景(筆者撮影)
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吉祥寺も独特の存在感をもつ街だ。音楽やアート、古本といった文化が息づき、自然豊かな「井の頭恩賜公園」やレトロな「ハーモニカ横丁」など、この街にしかない世界観がある。吉川さんは仕事で吉祥寺に通ううち、この街の住民がもつ強い地元愛に気づいたという。23区外であることに微かな負い目を感じつつも、「吉祥寺に住んでいること」自体が住民にとってのアイデンティティになっている、と。

吉川さんが通勤で利用する御茶ノ水にも、また違った個性がある。明治大学や東京医科歯科大学などが集まる学生街として知られるが、江戸時代には上級武士や大名の屋敷が並ぶ格式の高いエリアだった。

御茶ノ水駅聖橋口を出ると、神田川を望む落ち着いた雰囲気が広がる(筆者撮影)

「楽器店やCD・レコードショップ、文具店や画材屋がたくさんあって若者の街というイメージが強いけど、歴史や文化の情緒がいまだに残っている。それはすごいことだと思います」

日々の買い物は中野と高円寺、映画を見るときは新宿へ

こうした個性的な駅が連なる中央線沿線で、吉川さんは普段どの駅を使っているのか。 聞いてみると、吉川さんは「やっぱり新宿ですね。なにかといえば新宿に行くことが多いです」と答えた。

実家が京王線沿いにあった頃から、遊びに出かけるといえば決まって新宿だった。のちの転居で中央線ユーザーになってからも、それは変わっていない。

「私のなかで都会の代表は新宿なんです。映画や買い物、昔からなんでも新宿でした」

かつてはヨドバシカメラで買い物をするのが定番で、歌舞伎町にあったダンスホールにも足繁く通った。最近は頻度こそ減ったものの、映画を見たいとき、少し大きな買い物をしたいときの行き先は、やはり新宿になる。

一方、日々の暮らしを支えているのは中野と高円寺だ。中野駅北口から広がる「中野サンモール商店街」には、アーケードのなかに100以上の店舗が連なり、天候に左右されず食品から日用品、趣味の買い物までが完結する。

全長224mのアーケードが続く「中野サンモール商店街」には、飲食店や衣料品店、ドラッグストアなど100店舗以上が軒を連ねている(筆者撮影)

「商店街の突き当たりにある『中野ブロードウェイ』の地下階には、スーパーや魚屋、肉屋、八百屋が入ってるんです。とにかく安いので、日常の買い物でよく使っています」と吉川さんは話す。食料品に関しては、仕事帰りに隣の高円寺に足を延ばすこともあるという。その理由を問うと「スーパーや八百屋の品ぞろえと価格が素晴らしいんですよ」と教えてくれた。

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【中央線には人を引きつけるなにかがある】

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