例えば青森県から兵庫県西宮市に行くには、経費を節約して空路ではなく鉄道で行くにしても、東北新幹線、東海道新幹線を乗り継いで6時間余、費用は新幹線だけで片道2.8万円ほどかかる。往復の運賃と宿泊費を合わせれば、1試合でも1人7万円ほどになる。
300人が応援に行けば、八戸学院光星高の言う通り2000万円近くになる。かつてはバスを仕立てて学校から直接球場に乗り付けることも多かったが、青森県から甲子園までは13時間余で、現実的な話ではなくなっている。
応援団の交通費、宿泊費は学校側の負担
センバツの主催者である日本高等学校野球連盟と毎日新聞社は、全国大会に出場する高校のベンチ入り選手(20人)と監督、責任教師の計22人には、学校所在地から甲子園までの往復旅費を支給している。さらに、宿泊費として1人1日1万円が支給される。2023年までは4000円だったが、24年に8000円に引き上げられ、25年には大阪・関西万博の影響で宿泊費が急騰したことを受け1万円になった。
ただ最近は関西地区にインバウンドが押し寄せ、ビジネスホテルでも1万円で宿泊するのが難しくなっている。春32校、夏49校、合わせて81校の選手、監督、部長、計1782人の交通費、宿泊費支給総額は、数千万円に上る。なお、兵庫県や大阪府など、自宅から甲子園に通えそうな距離の学校も、原則として「宿泊」となり、規定の宿泊費が支給される。
しかしこれらの支援はあくまで、ベンチ入りする選手や指導者に限定される。ベンチ入りしない選手や、教職員、吹奏楽部、チアなどの応援団の甲子園への交通費、宿泊費はすべて学校側の負担になる。またベンチ入りする選手や指導者の支給規定額を超過する分も、学校側の負担になる。



















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