「電話アポとか非効率すぎますよ」言い訳と"やらない理由"が多いエリート新人が入社半年でやらかした"致命的失敗"

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クレームのこともあったし、社長から見たら若造であるAくんは拒否されてしまう。

しかし、めげずに「私は新人ですが、ベテランの優秀な上司が担当しますので、チャンスをいただけませんか。社長の力になりたいんです」と、Aくんは上司を巻き込む形で社長を説得。なんと、アポイントメントを取り付けたのだ。

新卒で未経験だけれど、Aくんはとにかく一所懸命だった。それが社長の心を動かしたのだ。

アポイント後の実際的な業務は上司が引き継いだものの、Aくんはその横で成約までにどのような過程を経るのかを見ることができた。

M&A業界では、中途入社した社員が1年で1件成約を取ることが一つの目安とされている。

しかし、Aくんは新卒入社してたったのひと月ほどで、それを経験することができたのだ。

残念ながら、Aくんがアポイントを取り付けた買い手側の社長ではなく、売り手側の事情で成約には至らなかった。それでもAくんは、そういうことで成約しないことがあるのだということさえ経験できたのだ。

失敗を恐れず、素直に動いたことで、Aくんは仕事の一連の流れを知ることができた。成約しなかったことも含め、その経験が糧となり、Aくんはその後メキメキと力を伸ばしていった。

「やらない理由」の多いBくんの末路

Bくんも、同期のAくんと同様にコールドコールの指示を受けていた。しかし、彼は電話をほとんどしなかった。しても、1日に数件程度というくらいだった。

指示通りに電話しないことについて、Bくんは「1件ずつ電話するのは効率が悪いので、メールを送り、返事があった企業に電話をしています」と言っていた。

一見、彼なりに考えていそうだが、それはあくまでも言い訳。彼はプライドが高く、失敗を恐れるタイプだった。

電話をかけ、相手に断られることが怖かったのだ。メールなら、断られずにスルーされるだけで済む。

そんな本心がありながらも、彼はそれらしい“やらない”理由を並べて、自分なりに考えて仕事をしているとアピールし、体面を保とうとした。

聞いた話によると、Bくんは同期で集まった席でこう語っていたそうだ。「今の仕事はレベルが低くて、つまらない。電話をかけるだけなんて、やりがいがない。だからオレはやってないんだ」と。

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