狙いはニセコ?「北海道中央バス」に物言う株主が襲来…親子会社間のガバナンスを問題視"中央バスの天皇"はどう動く
北海道中央バスの由来は、戦中にさかのぼる。42年の戦時統合令によって札幌地区の21のバス事業者が統合し、「小樽市街自動車」が発足。これが北海道中央バスの母体となった。49年に札幌証券取引所が設立されると翌年に上場し、現在札証に単独上場している17社の一角を占めている。
50年代、東急による「株買い占め事件」が起き、買収防衛策として中央商事(現在の中央バス総業)を設立。北炭(北海道炭鉱汽船)を経由して株を買い戻したことで、東急の買収から逃れた。
25年5月に適時開示された「支配株主等に関する事項について」によれば、中央バス総業が北海道中央バスの議決権40%超(間接保有含む)を所有する親会社となっている。このことに問題はない。
一方で北海道中央バスは、中央バス総業の株式24.37%を保有して持ち分法適用会社としている。会社法上の親子間の相互保有規制(25%以内)に抵触しないぎりぎりの比率だ。

“北海道中央バスの天皇”
ところが、である。北海道中央バスでは取締役に就任すると、その役員は中央バス総業でも役員に就いて同社株を数%渡され、役職を解かれると手放すケースが多い。ここに成宮氏側がかみついたのだ。




















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