ブログに"死にたい"書いた「8歳年下男性」の借金を肩代わり…クリスチャン「39歳公務員女性」が、覚悟の結婚を決めた理由

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「人見知りで無口な人が多い土地柄なので、最初は寂しかったです。でも、慣れてくると良くも悪くもストレートな人が多いことがわかりました(笑)。純子さんのお母さんは僕を本当の息子のように扱ってくれるんです。『そんな風に怒っていたらどこに行っても嫌われるよ』なんて声をかけてくれて……。愛知にいた頃は妙に生きづらかったのですが、今は母のことも昇華できました」

幸一さんは「結婚したことも大きいです。法律婚は簡単には解消できませんから」と現実的な想いも明かす。そして、結婚相手が純子さんであることに感謝している。

「世の中にこんな寛大な人がいるんだ、と驚いています。とにかく嘘を言わないので、僕は安心して生きられるようになりました。頼りなくて甘ちゃんな僕を引っ張っていってくれます」

不器用だけど、とにかく優しくて誠実な人

新たな土地で仕事に就くのは難しい幸一さんに関して、自営業で家族を養ってきた父親は難色を示した。自らも転職や休職の経験がある純子さんは幸一さんの病気のことなどを両親に説明。今では理解してもらっている。

「幸一くんは人間関係には不器用だけど、とにかく優しくて誠実な人です。家事も私よりずっと上手。同じような障害を抱える人たちをサポートするボランティアの活動をしながら、家のこともたくさんやってくれています」

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悩み深い人生を送って来た幸一さんは以前から聖書を学んでいた。洗礼は受けていなかったので、キリスト教界隈では「求道者」と呼ばれるらしい。純子さんと結婚して同じ教会に通うようになり、今では洗礼を受けている。純子さんはそれも嬉しい。

「毎週教会に1人で通うのは意外と大変なんです。夫婦だと誘い合い、支え合うことができます。とてもありがたいです」

共通の信仰だけを頼りに、世代も地域も異なる赤の他人をマッチングアプリで探した純子さん。出会った幸一さんは様々な困難を抱えていたが、純子さんの覚悟とリーダーシップで乗り越えて今がある。赤の他人を唯一無二のパートナーに変えるのは神様ではない。自分自身なのだ。

本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申し込みはこちらのフォームよりお願いします。
大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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