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「たかが鼻づまり」とバカにすることなかれ…《鼻が悪い》が引き起こす想像以上に"残念すぎる事態"

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「たかが鼻づまり」と甘く見ていてはいけないという(写真:fifty-six/PIXTA)
  • 木村 至信 医学博士、馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長
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風邪をひいたときに顔がむくむのも、同じ原因です。副鼻腔炎の人は風邪以外でもずっと、その症状が出てしまっているわけです。

一方、「アレルギー性鼻炎」の人は、目の周囲がボワッとむくみます。

アレルギーを起こす物質が目に入ると、体は「敵が来た」と判断して、防衛のために「ヒスタミン」という化学物質を出します。

ヒスタミンは目の周囲の血管を拡げて血管の壁を緩くするので、血管中の水分が皮膚の下に漏れ出ます。それで腫れぼったくなるわけですが、まぶたの皮膚は薄いので、わずかなむくみでも目立つものです。

花粉症で、花粉の時期にだけ目が腫れる方もいらっしゃるでしょう。花粉が入ったからといって、目を取り出して洗うわけにもいきません。でも、むくんだ顔を鏡で見ると、ちょっと悲しくなるかもしれません。

なお、鼻が悪くて口で呼吸をしていると、常にポカンと口を開けていることになり、少し間の抜けた顔に見えてしまいます。頭に酸素が行かないせいか、眠たそうな印象にもなります。つまり、しまりのない表情になってしまうのです。

鼻炎の症状を抑えることができれば、顔がむくんだり表情にしまりがなくなったりする事態を避けることができるでしょう。

頭の働きを改善してパフォーマンスを上げよう

鼻は空気、つまりは酸素を吸い込む器官です。その酸素が全身に届けられるまでには、複数の経路があります。

その1つとして、酸素が鼻から入って肺に届き、肺の薄い膜を通って血液に取り込まれ、動脈を通って脳に達する経路があります。脳細胞がその酸素を使うからこそ、脳はしっかり働いてくれるのです。

ところが、鼻が詰まったり鼻水が出たりしていると、脳に行く酸素が減ってしまい、頭がしっかり働かず、集中力も低下することになります。頭が重く、少しボーッとする感じで、疲れやすくもなります。

それなら口からの呼吸で酸素を吸い込めばいいと思うかもしれませんが、それは違います。

鼻呼吸で吸い込む空気のほうが、鼻の構造上ゆっくり吸い込まれるために、肺がゆっくり膨らんで酸素が隅々にまで届きます。また、鼻を通った空気のほうが湿度が高く、衛生的なので、肺の中の組織を痛めず、感染症にもなりにくいのです。

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【集中力が落ちる「蓄膿症」】

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