イラン紛争発暴落は来るか?《年配当804万円》投資家が実践、「暴落時にひそかに仕込む」銘柄の共通点

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全面安の中にあっても業績への影響が軽微な銘柄、利益や資産を順調に伸ばしてきた実績のある銘柄、過去の暴落時に株価の下落が比較的穏やかだった銘柄、減配を行わなかった銘柄などディフェンシブ性のある優良銘柄を今のうちから選定し、暴落が来ても、それをチャンスへと転化できる態勢を整えておこうと思います。暴落は敵にも味方にもなり得るのです。

この30年、私は本当に何度も暴落を経験してきました。名もない急落まで含めれば、その数は数えきれないほどです。どんなに対策を立てて臨んでも、直面するたびに辛く苦しい思いをすることに変わりはありません。

私にとっては、ITバブル崩壊よりもリーマンショック、リーマンショックよりもコロナショックの方が精神的に辛いものでした。下落率だけでいえばコロナショックが最も緩やかでしたが、人間の心理は下落率よりも減ってしまった資産額そのものに意識が向くようにできています。

1000万円の資産の20%減より、1億円の資産の10%減の方が辛い。そう感じる投資家は多いはずです。まともに投資を続け、資産が増えていくものだと仮定すれば、今後来る暴落での精神的ダメージがおそらく過去最大になるでしょう。

長期投資をやっている以上、暴落は避けられません。あえて避けないのが長期投資の本質であり、優良資産を安く手放してしまう狼狽売りだけは、何としても避けねばなりません。

「稲妻の輝く瞬間」に市場に居合わせるために

皆さんは、「稲妻の輝く瞬間」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。チャールズ・エリスは著書『敗者のゲーム[原著第8版]』(日本経済新聞出版)の中で、相場が短期間で急騰する局面をそう表現しました。「過去72年のうち、ベストの5日間を逃すだけで利益は半減してしまう、だからこそ投資家は稲妻の輝く瞬間を逃さぬよう、いついかなる時も市場に居合わせねばならない」という教えです。

多くの稲妻は、皮肉にも暴落の渦中に輝きます。ショック時は暴落とリバウンドを繰り返すものですが、暴落で狼狽売りした直後に稲妻が輝いてしまったら、これほど悔しいことはありません。長期投資家は、暴落時こそ握力が試されるのです。

暴落時に証券アプリを開けば、嫌でも資産の減少は目に入ってしまいます。

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