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専門医、経歴、出身大学…がん治療で命を預けられる"医師の条件" 患者を診て40年の医師が明かす「録音NGはアウト」の訳

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医師
命を預ける主治医選び。信頼できる医師を見極めるには(写真:Graphs/PIXTA)
  • 新見 正則 オックスフォード大学医学博士・新見正則医院院長
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出身大学を隠している人には、実は微妙な引け目があるのです。卒業大学を伏せて、卒業した大学院のみを記載している人もいます。小細工はしないで、つまびらかに経歴を載せる医師が信頼できます。

■反対意見

医者の技量と、卒業大学は無関係でしょう。

■私見

私はそうは思いません。

私立大学の多くは学費が超高額です。医師免許は最強の国家資格の1つです。そこに近づくのに、お金が結構役に立ちます。医学部にさえ入学すれば、医師国家試験は9割近くが合格します。

一方で、もう1つの最強の国家資格である司法試験は、お金では近づけません。ロースクールができて司法試験合格率は増加しました。しかし、未だ50%以下です。

私立大学医学部よりも国立大学医学部出身者が優秀と思っています。私立大学医学部と国立大学医学部の両方に合格して、私立大学医学部を選ぶ人は極めて稀です。

専門医の資格は必須か?

少なくとも実臨床を行いたいのであれば、日本専門医機構が認定する基本領域である19種類の専門医のどれかを持っている必要があります。

■反対意見

専門医を持っていなくても、実臨床をできる医師はいます。

■私見

少なくとも私が知っている限りで、日本専門医機構が認定する基本領域の専門医資格を持っていないで信頼できる医師はほぼいません。

例外的に医学部卒業後、または臨床研修後にアメリカなどに渡り、そこで実績と研鑽を積んだ医師は、日本専門医機構が認定する基本領域の専門医を持たずとも信頼できます。

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【学位を持っている医師を】

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