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「症例数が多ければ安心」「標準治療が最良」は本当か? 40年間患者を診てきた医師が本音で語る"がん病院選びの真実"

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患者を診る医師
本当に知っておきたいがんとの向き合い方とは、どのようなものなのでしょうか?(写真:Peak River/PIXTA)
  • 新見 正則 オックスフォード大学医学博士・新見正則医院院長

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疑うべき「がん治療」の常識とは? ――40年の医師歴でたどり着いた、本当に知っておきたいがんとの向き合い方をご紹介します(新見正則著『患者さんのためのがん治療ハンドブック どの病院、どの治療、どの医師、そして最も大切なものは?』より一部抜粋、編集してお届けします)。

がん治療のために、もっとも理想的な病院の条件を挙げていきましょう。

本稿では随時、「私ならこう言い訳する」と「でも実際は」をはさんでいきます。私が挙げた理想の条件を満たす病院ばかりではありません。いや、むしろ少ないのが現実でしょう。

そのような病院に私が勤務しているとしたら、患者さんにどう伝えるだろうと考えたのが「私ならこう言い訳する」です。そして、「でも実際は」のところに私のホンネがあると受け取ってください。

症例数が多いのはいいことか

①手術症例数が多い

各病院が発表している手術症例数は、以前は細工もできました。実際の症例数よりも盛って掲載していた病院も、またそんな時期もあります。

しかし、外科手術は学会での登録が必須となり、うそを言えない環境になりました。手術症例数は1つの確かな目安になります。

ある程度以上の数であれば問題ありませんが、あまりにも年間の手術数が少ない病院はちょっと要注意です。また、比較的難しい手術、例えば、消化器外科では食道がん、肝臓がん、膵臓がんなどは、特に症例数に気を配りましょう。

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