■私ならこう言い訳する
ホームページには載せていませんが、尋ねられたらお答えできる体制になっています。
■でも実際は
尋ねられたら答えるのと、あらかじめホームページに載せているのでは、微妙に違うと思っています。あえて載せたくないデータがあるのかと勘ぐられます。堂々と載せている病院の信頼性が高いです。
臨床研究の中に、臨床試験があります。日頃行わない介入を必要とするものが臨床試験です。治験は、臨床試験の中で、まだ承認されていない薬剤や医療機器に対して国の承認を得るために行われるものです。
治験の第1相試験とは安全性試験、第2相試験は有効性試験、そして第3相試験が最終段階で標準治療との対決です。第1相試験は少ない人数で、第2相試験はザックリと30人から100人、第3相試験は300~1000人です。
臨床試験には制度の変遷があって、2008年、2018年、そして2020年と制度改正され、今ではすべての治験とその実施医療機関の登録が必須となりました。ですから、治験を行っている施設が公開されています。
臨床試験を確認できるサイト
臨床試験を確認するには、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」というサイトが便利です。
臨床試験が世界でもっとも行われている国はアメリカです。そして中国が続き、3位が日本になります。アメリカ最大のがんセンターであるMDアンダーソンがんセンターでは、1200件を超える臨床試験が進行中だそうですが、国立がん研究センター中央病院でも800件近い臨床試験が進行中とされています。
一方で、地方の病院や東京の大学病院でも、がんの臨床試験がとても少ない施設もあります。日本では国際格差よりも、国内での格差が問題です。最近は、その欠点を補うためにオンライン治験などが模索されています。
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【臨床試験を勧められるケース】
