《デアゴスティーニ》の"胸アツ"オフィスに感涙… 貴重な過去作品の数々、「驚くべき社風」を発見 プレゼンで歌う社員も

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そこから企画の検討がはじまると、フィードバックが社内全部署から全方位的に入り、内容をブラッシュアップしていくことで商品開発が進む。

最終的に社長を含めた各部署の責任者による合議で商品化が決まると、編集部、制作部、マーケティング部より商品開発ユニットが組まれ、発売までの制作進行を管理する。

デアゴスティーニ
アイテムとマガジンが毎号セットで届くパートワーク(撮影:今井康一)

企画本数にノルマはなく、“好き”を追求

気になるのは、どういう指針のもと企画アイデアを練っているかということ。

辻氏は「パートワークの商品ポリシーや、発表会の月ごとのテーマなどはとくになく、いいアイデアがあれば自由に発表する形式です。社員にノルマはなく、発表をしてもしなくてもいい。企画は多ければ6〜8本、少なければゼロという月もあります」と説明する。

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「日本の名城」は人気シリーズになっている(撮影:今井康一)

20〜50代の幅広い年齢層の社員たちが、それぞれ好きなコンテンツや世の中に刺さりそうなアイデアをさまざまな角度から企画にして持ち寄る。もちろんそこには、その市場規模や、シリーズとしての回数構成、生産コストなど、パートワークとしてのビジネス性も、アイデアの前提の要素になる。

「ポイントは、好きという事象を分解、理解して言語化できているかに尽きます。パートワークは1冊買って終わりではなく、お客様との付き合いが2〜3年続きます。その期間、購入を続けてもらうためには、瞬間風速的な“好き”では成立しません。なぜそれが好きなのかを感情ではなく要素として正しく言語化できているのが良い企画になります」(辻氏)

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細かな街並みまで再現される鉄道ジオラマ(撮影:今井康一)
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