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「東大生協で売上No.1」「頭が良くなることの正体がわかる」東大生が印象に残ったと語るおすすめ本4冊

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③「良い質問」をする技術|粟津恭一郎(ダイヤモンド社)
『「良い質問」をする技術』(ダイヤモンド社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

東大に合格するために本当に必要な能力のひとつが「質問力」です。どういう風に問いを立てるかが、学力の伸び方を大きく左右します。

たとえば、「江戸幕府は300年近く続いた」という事実を学んだとき、ただそれを暗記するだけの人と、「なぜ300年続いたのか?」「他の国でも同様の例はあるのか?」「300年の間に最大の危機はいつだったのか?」という問いを自然に立てられる人とでは、知識の積み上がり方がまったく違います。問いがあるから調べたくなり、調べるから理解が深まり、理解が深まるから次の問いが生まれる――この連鎖が「頭が良くなる」ということの正体です。

本書はエグゼクティブコーチとして多くの対話を重ねてきた著者が、「良い質問」とは何か、そしてどうすれば良い質問ができるようになるのかを体系的に解説したものです。「良い質問とは、相手が思わず答えたくなり、新しい気づきを与えてくれる問い」という定義から始まり、日常での質問の作り方・磨き方を具体的に教えてくれます。受験勉強においても仕事においても活用できるスキルを身につけることができる本だといえるでしょう。

④読めば分かるは当たり前? ――読解力の認知心理学|犬塚美輪(ちくまプリマー新書)
『読めば分かるは当たり前? ――読解力の認知心理学』(ちくまプリマー新書)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

東大合格に必要な能力として、「読解力」は外せません。東大の入試問題は国語以外の科目も含め、どの科目においても問題文を正確に読み取る力がなければ解けない問題ばかりだからです。そんな中でこの本は、東大出身の認知心理学者・犬塚美輪先生が書いた、読解力の本質に迫る一冊です。

この本の最も新鮮な主張は、「読解には3段階のゴールがある」という考え方です。第1のゴールは「表象構築」――文章の内容を正確に頭の中に再現すること。第2のゴールは「感情を動かす読解」――文章から感動や共感を得ること。そして第3のゴールは「批判的読解」――文章を鵜呑みにせず、論理的に検証しながら読むこと。多くの人は第1段階しか意識していませんが、東大の入試問題はまさに第3段階の力を問うてきます。

東大生の中にも「この本で読解力というものと正面から向き合えた」と言う人が多く、単なるテクニック本ではなく、能力の根っこを育てる一冊として評価されています。「読む力を本気で鍛えたい」と思う人におすすめしたい本です。

まとめ

今回紹介した4冊は、単なる受験攻略本ではなく、頭の使い方そのものを変えてくれる本ばかりです。思考を整理し、優れた人から学び、問いを立て、深く読む――この4つの力こそが、東大生が持つ「本当の頭の良さ」の正体かもしれません。どれも読みやすく、中高生から社会人まで幅広い世代に刺さる内容です。ぜひ1冊でも手に取ってみてください。

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