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ビジネス #サステナビリティの重要テーマ

〈定例座談会〉環境活動より「トイレ」がきれいになるほうが重要。中堅企業のサステナ取り組みは「人」の面を固めるべき

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オフィス空間の改善や人的資本経営に取り組むイトーキの東京・日本橋本社オフィス(写真:イトーキ)
  • 安藤 光展 サステナビリティ・コンサルタント/一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会 代表理事
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――企業にとって真の土台である「人(S)」をどう強化し、従業員のエンゲージメントを上げればいいのでしょうか。

金融系最近は人的資本経営として、複雑なスキルマップの作成や絶対評価の導入など「制度いじり」に走る企業が増えています。絶対評価のような制度を厳格化しても、それだけで従業員が手放しで喜ぶわけではありません。結局のところ、一番効くのは評価についてくる「ボーナス(お金)」です。

製造業:身も蓋もない話ですが、従業員満足度が劇的に上がるタイミングは、高尚な人事評価制度を入れた時ではありません。「本社が移転してビルがきれいになった」「食堂がおいしくなった」「トイレがきれいになった」など福利厚生がグッと充実したときなのです。職場環境の改善は成果が見えやすいので、できることから対応していくべきです。

金融系働く環境がよくなると、「会社は自分たちを大切にしてくれている」というメッセージとして社員にダイレクトに伝わります。業績が上がって分配が増えることや、「家族の介護で休みます」「どうぞどうぞ」と気兼ねなく言い合える職場環境を作ることこそが、最強のエンゲージメント向上策です。

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