【ケーススタディ】日常のよくある場面でのビフォー・アフター
山田さんの日常で起こりそうな場面を例に、会話をシミュレーションしてみましょう。
<ケース1:生活態度(片付けをしない)>
親:「なんで何度言っても脱ぎっぱなしなの! 片付けなさいって言ったでしょ!」
子:「……(うるさいな、後でやろうと思ってたのに)」
親:「あ、靴下がリビングに落ちているね。何か急いでやることがあったのかな?」
子:「あ、ゲームのイベントが始まりそうだったから……」
親:「なるほど、イベントは大事だもんね。じゃあ、そのイベントが終わったら、この靴下はどうする予定?」
子:「……終わったら洗濯カゴに入れるよ」
<ケース2:勉強の停滞(テストの結果が悪かった)>
親:「どうしてこんな点数なの? ちゃんと勉強したの?」
子:「……(もういいよ、どうせ俺はバカだよ)」
親:「今回のテスト、自分ではどう感じている? 予想通り? それとも意外だった?」
子:「……思ったよりできなかった」
親:「そうなんだ。自分なりに『ここはもっとこうすれば良かったな』と思うポイントとかあるかな?」
子:「うーん、漢字を後回しにしすぎたかも」
いかがでしょうか。インタビュー形式にすると、「親が問題を解決する」のではなく、「子どもが自分で問題を認識し、解決策を口にする」という形に変わっているのがわかるはずです。お子さんの性格や状況に合わせて、言葉を少しアレンジしながら試してみてください。
子どもは「理解」されると、自ら動き出す
親がインタビュアーになるということは、子どもの言いなりになることではありません。子どもを一人の独立した人格として尊重し、その子の内側にある「言い分」に耳を傾けるということです。
「詰問」は短期的に子どもを従わせるかもしれませんが、子どもの心は離れていきます。
「インタビュー」は少し時間がかかるかもしれませんが、子どもの思考力と自立心、そして親子の絆を育てます。
今日、お子さんが帰ってきたら、ぜひ一人の魅力的なゲストを迎えるインタビュアーのような気持ちでインタビューをしてみてください。一瞬子どもは驚き、そっけない態度を取るかもしれませんが、インタビューをしている感じで話をしていくと、やがて子どもも面白がって話しだします。すると、これまで見えなかったお子さんの素晴らしい一面が見えてくるはずです。
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