「地上4mの茶室」「優雅な朝食」 東京から2時間…"2拠点生活"も可能な「山梨県北杜市」 《至高の名所7選》をご紹介

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来館したら、館内だけでなく、その外側の森を散策してほしい。

一見、奇抜な形体でもある建造物が、暖かな日差しのなか、不思議と森に溶け込んでいる風景を楽しめるだろう。小淵沢の森のランドスケープのひとつとなって馴染んでいることが感じられる。

北杜市
森から見た中村キース・ヘリング美術館(写真:筆者撮影)

岡本太郎ら著名芸術家も過ごした芸術村

次に訪れたのが、小学校跡地に設けられた、この地域の美術関連施設の目玉になる清春芸術村。樹齢80余年の桜に囲まれる、芝生が敷き詰められた広大な敷地にアート施設が集められている。

その門をくぐると、風格のある煉瓦造りの16角形の建物、ラ・リューシュがでんと構える。フランスの建築家ギュスターヴ・エッフェル設計の集合住宅アトリエを、芸術家の育成の場としてこの地に1981年に建設したもの。

過去には著名な芸術家たちがここで生活しながら創作活動に打ち込んだ。岡本太郎がここに滞在して制作した絵画や彫刻も、建物内や敷地に飾られている。

北杜市
パリ万博(1900年)のパビリオンとして建てられたラ・リューシュは、後にシャガールやスーチン、モジリアニをはじめとする20世紀の巨匠たちを輩出するアトリエ住居になり、現在もパリに記念建築として残る。それと同じ設計で建てられたのが、清春芸術村のラ・リューシュ。パリ以外のもうひとつのラ・リューシュになる(写真:筆者撮影)

ほかにも、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の設計で知られる建築家の谷口吉生氏が手がけた清春白樺美術館とルオー礼拝堂や、安藤忠雄氏の設計で建てられた人工照明が一切ない光の美術館もある。

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清春白樺美術館は、武者小路実篤や志賀直哉など白樺派の作家たちの夢を託された吉井長三氏が、谷口吉生氏の設計により1983年に完成させた“幻の美術館”。白樺派にまつわるあらゆるものを展示している(写真:筆者撮影)
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