仕入れの野菜もあるが、自社農場で育てたものも取り扱っており、フレッシュなサラダをいただくことができる。ほとんどのお客さんが注文を終えるやいなや、いそいそとサラダバーへと向かう。そして、自分好みに野菜を盛って席へと戻り、メニューが届くまでの時間を野菜をつまんで待つのだ。
野菜はどれも新鮮でシャキシャキとしており、食事前の小腹をヘルシーに満たしてくれる。筆者の個人的なおすすめは茹でゴボウ。自社栽培のゴボウをシンプルに茹でたものだが、えぐみは感じられず、ドレッシングの味もよく染みて箸が進む。メインが来る前に、つい食べすぎてしまうこともあるので要注意。もちろん、無料だからといって皿に盛りたいだけ盛って食べきれなかったら残す、なんてことは控えたい。お腹と相談しながら、食べ切れる量を盛るのがマナーだ。
職人による“足踏み”うどんはもっちもち
そうしているうちに、うどんが届いた。今回注文したのは「かしわうどん」740円(税込)。筆者が山椒茶屋を訪れると必ず頼むメニューだ。色良く炊かれたかしわがどんぶりの半分近くを占め、白くてつややかな麺がゆったりとつゆの海を泳ぐ。
まずはつゆ……の前に、かしわをひとくち頬張る。ほろっと崩れるが、噛み応えは残っている絶妙な炊き加減に毎度感心してしまう。同時に甘い味付けと上品な脂がじゅわっと口の中へ。噛み締めるほどにうまみが溢れる。このかしわを食べるために、筆者は山椒茶屋に来ていると言っても過言ではない。
つゆは宮崎県産の椎茸などが使われており、具材の味を引き立てるやさしく穏やかな味わい。食べ進めるうちに、かしわのうまみと脂がつゆに染み出し、コクが増していくのもたまらない。つゆを飲み干すなという方が無理な話だ。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら