一方、まだ経験の浅いビジネスパーソンにしてみれば、やはり「物量勝負」というか、「インプットの質と量を最大化する」という側面も大切だから、やはり時間確保の重要性は高いといえるだろう。
かくいう私自身も、とりわけ20代の頃は優先順位を、
仕事における実践>仕事にかかわる学習>睡眠や食事>プライベート
としていた。まず最初にプライベートの時間、つまり趣味や交友関係にかける時間の最小化を図り、優先順位の高い「実践×学習」の時間の最大化を図る、という方法をとっていた。
始発で仕事に行き、終電で帰る。移動時間と帰った後は勉強時間にあてて、睡眠は長くても1日3時間。着るものも、曜日によって事前に決めておき、考える時間を削減。食事のメニューなりを考える時間も無駄なので、ランチは毎日同じチェーン店で食事、移動中は歩いている時も参考書を読んだり英語学習に充てて、とかそんな具合だ。
まあ、それはいくら何でも極端な例なのだが、要はまだ実績がない期間や、ビジネスパーソンとしての足腰を鍛える時代においてはインプットの質と量の最大化が重要なので、その前提で自分にあったやり方を試行錯誤で見出すべし、ということである。
自分はどこで、どう勝負するかを見極めよう
ここで重要なのは「自分にあったやり方」という部分だ。
誰かのやり方が自分に合うとは限らないし、そもそも学生の勉強とは異なり、ビジネスパーソンの勉強には、やり方も分野も万人に当てはまる正解などは存在しない。
私自身について言えば、将来目指したい自分の姿と、現在の自分や周りの立ち位置なんかを考えた際に、「圧倒的に遅れている」「負けている」という強烈な問題意識というか危機感を持っていたので、他者を圧倒するレベルの物量勝負に出た、というだけのことだ。
もちろん闇雲な物量勝負ではなく、努力の方向性は考えたつもりだし、社会に出た2001年当時の就職氷河期とかITバブル崩壊直後などの状況からして、誰も行きたがらないスタートアップ界隈に目を付ける……ほか、いろいろな工夫を凝らしてきたことは言うまでもない。
冷静に自分の性格や目指すべきゴール、そして、自分自身と周りの労働市場への参加者の状況などを総合的に判断し、「自分はどこで、どうやって勝負するべきか」を見極めれば、自ずと自分にあった方法論は見つかるハズだ。
そして、そうやって若いうちに自分なりの方法論なりを見つけ、受け身ではなく主体的に学ぶ、ということを習慣化できれば、後年になって楽になるのは間違いない。



















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