ミスには「いい失敗」と「悪い失敗」がある…入社してすぐ爆伸びする新入社員が実践している、仕事の鉄則

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
 若手のうちは、知らないことがあって当たり前。そう割り切って、知らないことは素直に聞くクセをつけましょう。(19ページより)

知らない話題を出されたりすると、つい知ったかぶりをしたくなるもの。

自分の「プライド」を守りたいからそうなるわけだが、そういう形で守りの姿勢を優先すると、“教えてもらう”という学びのチャンスを逃してしまう可能性もある。

素直に「知りません」とは口に出しにくいという理由で、その場しのぎの“知ったか”が習慣化してしまうと、わからないことがいつまでもわからないまま放置されることになってしまう。

その結果、仕事の理解度が浅いまま、大事な場面で基本的なミスをしたり、取引先とのやり取りで齟齬が生まれたりするかもしれない。

そう考えてみても、小さな“知ったか”は大きな失敗につながるリスクだということがわかるのではないだろうか。

そもそも上司や先輩からすれば、新人は「知らなくて当然の人」なのである。

なのに、自分が持っている表面的な知識だけで、「あ、それわかってます」などとやり過ごそうとすると、相手は教える気がなくなる。そればかりか、印象も悪くなるだろう。

だが反対に、「知らないので教えてください」と言われれば、教えようという気持ちになるのは当然の話だ。そればかりか、「かわいいやつだぜ」と好印象を持ってもらえるかもしれない。

私も上司だったころ、素直に質問してくる若手をかわいく感じた記憶がある(ちなみに、そういうタイプは成長も早かった)。

メモを取る人からは「聞く姿勢」が伝わる

仕事の手順や指示を正確に覚えておくために、メモを取ることは欠かせない。たまに「覚えてますから」とメモを拒否する若手がいるが、記憶だけに頼りすぎるとミスにつながる可能性もあるからだ。

またメモを取ることは、自分のためだけではなく、相手の“安心感”にもつながるものだ。

 仕事では、実務能力と同じくらい印象作り(パフォーマンス)も大切な要素の1つ。「ちゃんと聞いてくれている」という印象は、信頼関係のスタートラインになります。(24ページより)

職場では“印象”も評価の一部となる。メモを取るだけで「感じがいい」「信頼できる」と思われることも少なくないのだ。

これは、自分が部下を持ったときのことをイメージしてみるとわかりやすいだろう。つまり印象作りも、仕事の立派なスキルだといえるわけである。

スマホ慣れしている世代なら、「メモを取れ」と言われたとき「スマホで録音して文字起こししたほうが手書きよりも効率的」だと感じるかもしれない。

しかし日本の職場には、“働く姿勢”そのものを重視する傾向がある。

デジタルツールを活用することが悪いわけではなく、状況次第ではそのほうがいいこともあるだろう。

しかしそれでも、「その場で相手の話を聞きながらメモを取る」という行為にはプラスの印象があるものなのだ、

 言ってしまえば“メモを取るだけ”でいいのですから、やらない手はありません。とはいえ、いい加減なメモの仕方だと、結局見返してもわからず本末転倒。“取るならしっかり”を忘れずに。(24ページより)

社会人たるもの、“自分のための機能性”と“人からの印象”、どちらも大切にするべきなのだろう。

印南 敦史 作家、書評家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事