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スズキ「フロンクス」はどんな人が買っているのか? クロスビーや他のスズキ車との比較で見えたユーザーの価値観

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  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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フロンクスが、よりコンパクトなクロスビーだけでなく、軽自動車が多くを占めるスズキ全体よりも、「車両価格」の重視度合いが高いのは興味深いところ。

これは、フロンクスが主にコンパクト~ミドルサイズのSUVと比較されながら購入されており、競合車種と比べた際のコスパの良さが訴求点として届いているためであろう。そのため、価格を重視する層を取り込むことができているのだ。

スマートフォン連携メモリーナビを標準装備しており、コストパーフォーマンスは高い(写真:スズキ)

ほかにもフロンクスでは、運転に関する項目でスコアが高く出ている。上記表では割愛しているが、「安全運転支援機能」32%(スズキ全体:18%)、「高速走行時の安定感」18%(同:4%)、「悪路や雪道の走破性」19%(同:7%)など。

移動の道具としての合理性だけでなく、運転まわりの快適性・安全性も重視していることがわかる。

ロングセラーモデルが多いスズキの中で

ここまでフロンクス購入者の特徴を、スズキ購入者全体と比較することで確認してきた。

フロンクスは他メーカーからの乗り換えが多く、ほかのスズキ車とはまったく異なる価値観で選ばれていることが改めてあぶり出された形になった。

キャラクターとしては車両価格を重視する層に刺さっており、SUVの中で激しく比較されながらも、外観デザイン、内装デザインもしっかりと評価された後に購入されている。

ソリオやスイフト、SUVであればクロスビーなど、スズキにはロングセラーモデルが複数ある。フロンクスがラインナップに加わったことで、よりサイズの大きいSUV領域でも存在感を強く発揮することができれば、スズキの顧客像の拡張が見込めるだろう。

【写真と図表】「フロンクス」の写真と結果のデータを振り返る

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