「通勤・通学から本格的なオフロードまで楽しめる」MTBタイプのヤマハ新作電動アシスト自転車「クロスコアRV」の実力

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クロスコアRVのフロントサスペンション
クロスコアRVのフロントサスペンション(写真:筆者撮影)

ほかにも、フロントサスペンションは細かな調整機能を持ち、幅広いシーンに対応する。まず、プリロードや減衰力の調整機構により、路面状況や走り方、ライダーの体格などに応じて、サスペンションの沈み込む量や速さを調整可能。とくに未舗装路では、状況などに応じ、よりしなやかに動くセットアップが可能だ。

しかも、沈み込みをロックできる機能も備える。これは、たとえば街乗りなどでフラットな舗装路を走るときに効力を発揮する。凹凸の少ない路面では、フロントサスペンションを沈み込まないようにするほうが、前に進むパワーをロスしにくくなり、漕ぐ力をセーブできるのだ。そして、こうした細かい点でも、街乗りでの快適性を配慮していることも、このモデルの魅力といえるだろう。

クロスコアRVの価格とまとめ

シマノ製の12速ドライブトレイン
シマノ製の12速ドライブトレイン(写真:筆者撮影)

クロスコアRVの価格(税込み)は38万円。一般的な(電動アシスト機能のない)MTBでは、ブランドなどにもよるが、5万円台から上は100万円台に近いものまでさまざま。ちなみに普通のMTBでも、このモデルと同価格帯の30万円台になると、リアにもサスペンションを装備した本格モデルも選べるようだ。ただし、クロスコアRVのコンセプトのように、普段は街乗り、たまにオフロードといった使い方なら、リアサスペンションはオーバースペックかもしれない。

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筆者のような街乗りMTBライダーの場合は、通勤や買い物など、街で快適に走れるこのモデルの電動アシスト力のほうが、魅力的ではないだろうか。とくに、筆者が住む多摩地区のように、街中でも坂が多いエリアでは、電動アシスト自転車が活躍するシーンは多い。普段の足として使うなら、リアサスペンション付きの人力MTBよりも、電動アシスト付きMTBのほうが断然実用的だと思う。

ともあれ、MTBのスタイルが好みで、街でも山でも走りを楽しみたい欲張り派に最適なのがこのモデル。筆者も、とくに試乗後は、ちょっと気になるモデルであることは間違いない。 

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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