SUV人気で一時に比べれば目立たなくなったとはいえ、グローバルで見れば日本はまだまだミニバン王国。そこにフランスから、新たなモデルが参入した。
輸入ハイトワゴンの代表格、ルノー「カングー」のボディをストレッチし、3列シート7人乗りとした「グランカングー」だ。
これまで「7人乗り」が日本に来なかったワケ
フレンチミニバンとしては、すでにステランティス・グループのシトロエン「ベルランゴ」、プジョー「リフター」のロングボディがあり、現在はそこにフィアット「ドブロ」も加わっている。
だから、グランカングーはステランティス3兄弟のフォロワーと見る人がいるかもしれない。しかし、欧州ではカングーのロングボディは、初代のときから存在していた。
このときは商用仕様限定でリアオーバーハングを伸ばしただけだったものの、2代目ではホイールベースが延長され、3列シートの乗用車仕様も登場。ここでグランカングーの名前が与えられた。
ベルランゴなどにロングボディが加わったのは現行型からなので、実はグランカングーのほうが先輩なのである。しかし、日本への上陸はステランティス勢のほうが早く、今では2列シートより販売台数が多くなり、車種ごとの登録台数ではベルランゴがカングーを上回るようになっている。
理由のひとつに、ロングボディがなかったことはルノー・ジャポンもわかっていて、現行型にモデルチェンジした年の秋に行われたイベント「ルノーカングージャンボリー2023」では、ドイツのモーターショーでワールドプレミアされたばかりのグランカングーを空輸して披露するほどだった。
その発表が今年になったのは、初代後期型以来のアイデンティティである、観音開きのダブルバックドアをロングボディと融合させるためだ。



















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