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【会社を辞めるか否か】迷った時に「後悔しない決断」をするための《判断基準》はどこに置くべきか

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会社を辞めたことを後悔しないためにやっておくべきこととは(写真:kikuo/PIXTA)
  • 難波 猛 マンパワーグループ株式会社シニアコンサルタント
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自分自身でキャリアや上司を選択することができる制度が存在しているのであれば、有効に使うこともキャリア自律に向けた選択肢のひとつです。

自分が希望している部署のリーダーや、自分が尊敬しているロールモデルの人と対話の機会を持つことで、うまく話が噛み合えば、「そのような分野の仕事がしたいのであれば、このような勉強をしたほうが良いですよ」「自分の場合は、このような形でやりたいことを実現しましたよ」「その件なら、○○さんに相談したらいいと思います」など、具体的なアドバイスが出てくることもありますし、優秀な人材だと認められれば新たなキャリアのチャンスをつかむことができるかもしれません。

実際、以前の部署ではあまり評価されなかった人が、社内公募制度で部署と上司が変わり、社内でMVPとして表彰された事例もあります。

他部署のリーダーであっても、同じ組織を構成する一員です。力を発揮できていない人が別の場所で活躍できるなら歓迎すべきことです。

ボスマネジメントは単に「今の上司と良好な関係を築く」だけの技術ではなく「自分が関係を築きたい上司を手繰り寄せる」技術でもあります。

ボスマネジメントがうまくいかなくても、失敗だと思わないでください。それは、「今の上司との組み合わせでは最適解が出なかった」という、ひとつの結果にすぎないのです。

「組織を去る」という決断に必要となる基準

ボスマネジメントがうまくいかなかったときの選択肢としても持っておいたほうがいいのが、「Win-Win or No Deal」という考え方です。

これは、『7つの習慣』で広く知られるようになった言葉で、「双方が納得できなければ、無理に取引(合意)しない」という交渉・意思決定の原則です。

どれほど誠実に対話しても事態が改善しないような環境に無理に居続けると、上司も部下もお互いに損をするLose-Loseや、部下側が一方的に追い込まれるLose-Win になってしまうことがあります。

それでは、どこまでやれば「No Deal」と判断できるのでしょうか。

基準は、自分自身が「本音をしっかり伝えきることができた」「上司の本音もしっかり聴くことができた」と納得できるかです。

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【ギャップを言語化し、埋めるために話し合う】

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