友人や家族への相談を事前相談と位置づけると、単なるストレス発散ではなく、上司と話すための準備の場になります。
いざというときは他部署のリーダーも相談先のひとつ
ボスマネジメントで良好な関係をつくるべき相手は、基本的には直属の上司です。しかし、どんなにアサーティブコミュニケーションを試みても、話が噛み合わず、相性や価値観がどうしても合わない上司がいるのも事実です。
だからといって、「この人に伝えても意味がない」「この会社で望むキャリアは実現できない」と結論づけ、なんの対策も講じないのは事態を悪化させるだけです。
組織内のキャリア形成を諦める前にやるべきことがあります。
周囲を見渡してみて、頼りになりそうな人や目指したい人はいるでしょうか。必ずしも同じ部署の人である必要はありません。
会社の中には、部署の枠を超えて「あの人のようになりたい」「あの人の下で仕事をしてみたい」「あの人が上司だったら良かったのに」という「ロールモデル」と呼べる人が、1人や2人は思い浮かぶのではないでしょうか。
ボスマネジメントがどうしてもうまくいかないと感じたら、相談すべきはその人です。
直属の上司と丁寧に対話を重ねたうえでの相談ならば、他部署のリーダーや上司であっても、「上司飛ばし」や「裏切り行為」にはなりませんし、あなたの力を組織内でより発揮できることは会社にもメリットがあります。
近年では、人事部や所属長主体の人事異動ではなく、「社内公募制度」「ジョブポスティング」など、自分の意思で異動を実現する制度を導入する企業も増えています。
また、「社内越境」「社内副業」のように、異動せずに他部署業務を経験する仕組みを持つ会社もあります。
「上司ガチャ」「配属ガチャ」という言葉がありますが、現在の部署や上司が絶対ではありません。
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【ロールモデルの人と対話の機会を持つ】
