〈電撃売却から4年〉ハンズが"32年ぶり最高益"を達成した裏側…M&Aで勢いづく「親会社・カインズ」が狙う小売り企業の進化形
「(カインズに売られて社員の)不安があるのは百も承知だったが、できるだけ早く成果を出していくことが不安解消にいちばん効果がある。とにかくスピード感を持って取り組んだ」。高家社長は、買収当時をそう振り返る。
カインズ傘下となって以降、商品のSKU(品番数)を削減しながらも、店舗撤退や人員削減といった大がかりなリストラは実施していない。店名こそ「ハンズ」に変えたものの、バイヤーによる個店仕入れなどの方針も大きく変えなかった。あくまでも小売業のノウハウを定着させることに専念した結果、コストコントロールが進み過去最高益を更新できたという。
M&Aを通じた事業拡大を加速
カインズ自身にとっても、初の大型買収となったハンズが加わり、都市部での店舗基盤や雑貨分野を獲得した意味合いは大きい。これまで地方郊外でHCとして勢力を広げてきたが、都心部への出店の足がかりは乏しかった。現在はハンズ新宿店などの中にカインズの売り場を構えるほか、カインズとハンズと共同で新規出店するケースもある。






















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