JR東日本「荷物新幹線」、白い外観に隠された意味 目標は売り上げ100億円、1編成だけで足りる?
白を基調としたデザインの理由についても尋ねると、「これらのラッピングが映える色として白を選んだ」という。ほかにも「先頭車両が真っ白というのはインパクトがある」「白にはクリーンなイメージがある」「連結するE5系は緑色なのでそのバランスも考えた」といったことも話してくれた。なお、屋根の部分は紫色だが、この列車がかつて使われていた山形新幹線時代のデザインの名残だ。
車内は、荷物搭載スペースを確保するため、客室内の座席をすべて撤去した。荷物をカゴ台車に載せたまま車内に搭載できるよう、床面をフラット化した上で鉄板を敷き、滑り止め加工がされている。荷崩れ対策として車内の上部に設置されたベルトで荷物をしっかりと結びつける。
室内に残る「つばさ」時代の設備
ただ、こうした点を除けば旅客列車時代の設備が残されている。窓はラッピングで塞がれているが、ブラインドはそのまま。座席の上の荷物棚も外されていない。ドア上のモニターには「自由席」の表示があった。「コストの観点から不要な改造は避けた」とのことだ。一方で、客室に残されているコンセントは役に立つ。この電源が使えれば業務用クーラーボックスによる冷蔵品の輸送が可能になる。
赤い制服を着たスタッフ数名が車両に乗り込み、台車をホーム上に下ろした。彼らはJR東日本テクノハートTESSEIのスタッフ。普段は東京駅での折り返し時にわずか7分で完璧な清掃を行い、「7分間の奇跡」として世界的に評価が高い。





















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