ジム・ロジャーズ「これから史上最大の弱気相場がやって来る。今は株は持つべきではない、持つべきは米ドルだ」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

投資すべき「価値」をよく見極め、「バブル」を疑え

4. 暴落時に「狙うべきもの」と「避けるべきもの」

市場が暴落すると、すべての資産が安くなります。しかし、ロジャーズ氏は「安いからといって買うのは危険だ」と警鐘を鳴らします。

ではどんなことに気をつけるべきでしょうか。

人口と政治: 暴落した国でも、人口が増えており、政府が投資に前向きな改革を行っているなら、それは「人生最大のチャンス」になると言います。

不況に強い企業: 供給が減る中で生き残る「健全な財務」を持つ企業には投資できると言います。意外なことに、タバコや酒類などの嗜好品セクターは、不安な時代に強い傾向があるようです。

農業への注目: 「シリコンバレーではなく農場へ行け」というほどロジャーズ氏は農業に注目をしています。高齢化で農家が減る中、食料需要はなくならないからです。氏は「トラクターを運転できなくても、農業ビジネスには大きな将来性がある」と説きます。

短期間で急騰したもの: 高級ブランドバッグや宝石(ダイヤモンド)など、短期間で価格が数倍になったものはバブルの典型だと警告します。

理解できない技術: AIについては将来性を認めつつも、「仕組みを理解できないなら投資すべきではない」と警告します。

5. 日本の都心の不動産と好調なインバウンドをどう評価すべきか

東京都心のマンション価格が高騰していますが、ロジャーズ氏は「23区の新築平均が1.3億円を超えた」という現状に、安易に飛びつくことを戒めます。

「かつてニューヨークの自宅を高値で売り抜けたときは、メディアで『不動産暴落』を予言して妻を怒らせたものだ。不動産は流動性が低く、売るのが難しい。投資するなら、東京以外のエリアや、流動性の高いREIT(不動産投資信託)を検討すべきだ」とロジャーズ氏は言います。

次ページ 日本の産業で数少ない「希望の星」は観光
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事