「大学全落ちで迎えた高校の卒業式」紆余曲折経て独学で医学部に逆転合格した彼女が"レール外れて"悟ったこと

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りんさんは、千葉県の一般的な家庭で、3人兄弟の長女として生まれ育ちました。家族に医師はいない家庭だったそうです。

3歳のときに小児喘息になってからはそれほど身体が強くなかったものの、ピアノやバレエなどの習い事はさせてもらったそうです。

小学校は公立に通っていましたが、成績は悪くなく、4年生からは中学受験をして千葉市内の中高一貫校に進学しました。しかし、中学生のときの成績は振るわず、「真ん中よりも下でした」と語ります。

「もともと理数系が苦手だったんですが、中学になってから数学が異常にできなくなりました。英語は好きだったので学年でも上位の方にいたのですが、科目によってできるものとできないものにばらつきがあったので、数学は下から数えた方が早かったです」

数学は苦手、だけど医師に憧れ

当時のりんさんは、漠然と医師になれたらいいなという感じで考えていました。

「小児喘息があったときから、医師に憧れはあって、当時は『なれたらいいなくらい』に思っていました。よく親とか先生から『将来のことを考えなさい』と言われていたんですけど、あまり自分の将来はイメージできなかったんです。

世の中の大半の人が会社員で、子どもが思いつくような職業に就いている人は割合としては多くないですし、会社員になるにしても業界とか知らないし、将来どうなるかはわからないし、怖くて、考えるのが嫌なときもありました」

「本を読むのがすごく好きだった」こともあり、小説に出てくるような刑事や弁護士などにも憧れがあったそうです。

平均よりは下といえども、退学がちらつくような成績でもなかったので高校には無事上がれたそうです。高校2年生のときの文理選択では、理系を選択しました。

「当時は親も『医師がいいんじゃない』と言って医師を目指すことを応援してくれていました。ただ、医師に興味はあったのですが、医学部を目指す覚悟は決まっていなかったんです。医学部は競争率が高いし、理系科目はそもそも苦手だしで、本気で行けると思っていませんでした。文系を選んで理転するのは難しいけど、理系に進んで文転をする選択はハードルがそこまで高くないとは聞いていたので、選択肢を残しておくかくらいの気持ちで理系を選びました」

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