『GTO』を読んで教師になったフランス人…日本の寺社やとんかつに魅了されるが、「大きなショック」を受けた光景も

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京都大原・三千院のパンフレットと、今回見られなかった鳴門海峡大橋の渦潮のポストカード
京都大原・三千院のパンフレットと、今回見れなかった鳴門海峡大橋の渦潮のポストカード(筆者撮影)

好きな食べ物は「とんかつ」!?

日本に行く目的のひとつが「和食」でもあるカリムさんは、「日本では日本の食べ物しか食べない」。だから滞在中は、1日に5食も食べる。

カリムさんが特に好きなメニューは、うどん(四国で食べたうどんは格別だったそうだ)、そば、焼きそば、お好み焼き、カレーライス。「あとは、とんかつですね」。

筆者は思わず、「えっ!とんかつですか!?」と聞き返した。

なぜならカリムさんの名前はイスラムの名前なので、てっきり筆者は、カリムさんがイスラム教徒だと思っていたのだ。イスラム教徒は、戒律により豚肉を食べない。なのに、とんかつ!?

するとカリムさんはこう言った。「僕の両親はイスラム教徒です。でも僕自身は、様々な宗教を見比べて、無宗教になることを選びました」。

筆者は、イスラム教徒の家庭に生まれて親と違う宗教を選ぶ人に初めて会った。カリムさんは見た目と名前のせいで、フランスでも最初はイスラム教徒だと思われることが多いという。

「両親は僕がイスラム教徒にならない選択をしたことを悲しく思っていると思います。でも彼らは僕の考えを尊重してくれた。両親には本当に感謝しているんですよ」と言って、カリムさんは穏やかに笑った。

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