911 GT3やGR GT3、なぜレースカテゴリーを車名に冠するのか?マセラティ「GT2ストラダーレ」がMCという名を捨てた真実

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レーシングカー譲りのエアロダイナミクスは、280km/h走行時に最大500kgものダウンフォースを発生する
レーシングカー譲りのエアロダイナミクスは、280km/h走行時に最大500kgものダウンフォースを発生する(写真:三木 宏章)

グループGT2は、欧州で開催されている「GT2ヨーロピアン・シリーズ」向けの車両。アウディ、メルセデスAMG、ランボルギーニ、KTM、ジネッタが、このレースに大排気量の車両で参戦している。

そこにあって、25年シーズンは、「MC20 GT2」を走らせたマセラティが大奮闘し、AM(アマチュア)クラスで選手権を獲得した。

「我々のマシンは、卓越したパフォーマンスと信頼性を再び証明し、技術とパフォーマンスの両面でトップを走り続けていることを示しました」

マセラティが用意したプレスリリースでは、上記のような、マセラティ・コルセの責任者マリア・コンティの言葉が紹介されている。

GT2と、その公道仕様であるGT2ストラダーレは視覚的にも近似性が高い。レースでの活躍は、スポーツカーにとって販売戦略的に有効なはずだ。

GT2ストラダーレ導入の背景

GT2ストラダーレのフロントフェイス。ジアッロ・ジェニオと名付けられたイエローのボディカラーにカーボンパーツが映える
GT2ストラダーレのフロントフェイス。ジアッロ・ジェニオと名付けられたイエローのボディカラーにカーボンパーツが映える(写真:三木 宏章)

「GT由来のストーリーを喧伝しているブランドはいろいろありますが、背景にあるのは“ブランドの本質をどのモータースポーツで表現するか”という戦略で、そこにブランドごとの違いがあります」

マセラティジャパンの広報担当者はGT2ストラダーレを設定した背景を説明する。

「GT2は、純粋なカーマニア(car enthusiast)のためのカテゴリー。そこで培ったレーシングDNAを公道仕様に落とし込んだのがGT2ストラダーレなのです」

GT2ストラダーレは、24年12月に日本導入が発表され、25年第4四半期からデリバリーが開始されている。

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