教師は新年度「やるべきこと」ではなく、まず「やらないこと」を決めるべき《子どもたちが動ける余白を残して》
例えば、給食のルール1つをとっても「それぞれのクラスで去年はどんな感じだったか?」を聞いたうえで、とりあえずのルールを設定します。
その後は、自分たちで運用しながら変えていけばいいという訳です。つまり、少し余白を残します。すると、子どもたちが自分で考え始めます。
友達に声をかける子がいます。 掃除のやり方を相談する子がいます。 遊びのルールを決める子がいます。こうした小さな動きが、学級を少しずつ育てていきます。
学級は完成させるものではありません
学級づくりという言葉を聞くと、多くの人は「教師が作るもの」と考えます。しかし私は、そうは思っていません。
学級は、教師が完成させるものではありません。子どもたちと共に、少しずつ育っていくものです。教師の役割は、その方向を示すことです。そして、子どもたちが動ける余白を残すことです。
新年度を前に、準備に追われている教師は多いでしょう。しかし本当に大切なのは、「何を準備するか」だけではありません。「何をやらないか」を決めることでもあります。
教育は、すべてを整えることで成り立つものではありません。ときには、あえて整えすぎないことが、子どもたちの成長につながります。新しい一年の始まりに、私はそのことを忘れないようにしています。
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