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「新幹線で551豚まん」実業家ポストが"炎上商法疑惑"まで発展した理由。新幹線マナー論争が燃え続ける構造とは

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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また、こうした新幹線トラブルは、相手方から後で文句を付けられる可能性が低い。もしSNSを見た当事者から何か言われても、「そんなことは日常茶飯事なのだから、あなたの話ではないですよ」と返してしまえば、簡単に回避できる。

炎上ホイホイを見破る護身術

こうした構造を踏まえると、今回の炎上商法疑惑は、ある意味で必然だったとも言える。新幹線マナーという「燃えやすい×裏取りしにくい×共感を得やすい」三拍子そろった題材は、それ自体が「炎上ホイホイ」として機能する。その文脈を知っているネットユーザーが、投稿者本人の意図とは無関係に、疑念の目を向けてしまうのだ。

筆者自身、こういった投稿を見るときにまず確認するのは、「この人にとって炎上することのメリットがあるか」という点だ。そこに商業的な動機や認知拡大の意図が見えた時点で、いったん立ち止まる。すべてを信じるのも、すべてを疑うのも正しくない。

そうやって、「この手の話は燃えやすいし疑われやすい」という背景知識を持っておくことは、SNS社会を生き抜くうえで欠かせないスキルになっている。ネット上には、ここまで見てきたような「炎上ホイホイ」が多数仕掛けられている。それらをいかに回避するかもまた、会得しておくべき現代における護身術なのだろう。

「燃えやすい×裏取りしにくい×共感を得やすい」三拍子そろった題材=「炎上ホイホイ」を回避する身に付けたい(写真:Peak River/PIXTA)

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