【就職ランキング2.0】「今」より「未来」を見るために"1人当たり時価総額ランキング"で会社を選ぶ方法

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1人当たり時価総額が23.6億円ということは、社員1人が将来にわたり創出するであろう利益も23.6億円ということです。そんな会社で将来にわたり働くことのやりがいが見えてくる、そんな気がしませんか?

繰り返しますが、時価総額は過去や現在だけではない「未来」によって導かれています。就職という長い歳月の中で、自分がどれだけ世の中に価値を生み出せるか。それを示す指標として、「1人当たり時価総額」は実に理にかなっているといえます(留意点として、製造業に比べソフトウェア企業など少人数で高い付加価値を生みやすい業種は上位に来やすい傾向があります)。

企業の「株価を意識した経営」にも合致

この考えをさらに進めて、「1人当たり時価総額」が就活の定番指標として広まれば、何が起きるか。就活生が「未来の企業価値」で会社を選ぶようになれば、企業は本質的な企業価値向上に真剣に取り組むようになるのではないでしょうか。

折しも、上場企業には「株価を意識した経営」への転換が要請されています。1人当たり時価総額ランキングが新卒採用の現場にも浸透すれば、それは単なる就活ツールを超えて、企業経営を変える触媒になる――学生、企業、日本経済全体それぞれにとって、望ましい好循環です。

そこで、東洋経済オンラインさんへの提言です。みんなが注目する恒例の就職ランキング特集において、「1人当たり時価総額ランキング」も加えてみませんか? 未来が見えるランキングとして、きっと参考にしてもらえるはず――ぜひとも、よろしくお願いいたします。

米村 吉隆 オーシーズパートナー株式会社(OOCZ Partner Inc.)代表取締役

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よねむら よしたか / Yoshitaka Yonemura

元・大和証券株式会社投資銀行部門法人部長。1977年生まれ。立教大学卒。ハーバード・ビジネススクール修了(PLD)。大和証券投資銀行部門にて18年間にわたり上場企業の資金調達やM&A、投資家・株主対応、コーポレートガバナンス改善など企業価値向上施策を支援。主なクライアントは自動車、電機、半導体などのグローバル製造業から、総合商社、ITまで多岐に及ぶ。インベストメント・バンキング・カバレッジ業務を統括する法人部長を務めたのち、2025年に独立しオーシーズパートナーを設立。「企業価値向上の主役は社員」を出発点に、中長期的株価上昇を目指した企業変革の伴走支援を展開する。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。

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