高市首相に迫りつつある「鳩山政権の悪夢」 衆院選大勝から一転、石川知事選での"初敗北"を招いた「変化」の正体

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高市首相が「こんな大変なときに、一応内閣総理大臣をしている総裁を呼びつける、こういう知事を失っちゃいかんのです」と力強く訴えると、馳氏は深々と頭を下げるシーンも見られた。しかし馳氏は落選し、高市首相は「勝利の女神」になれなかった。

馳浩
石川県知事選での敗北が決まり、頭を下げる頭を下げる馳浩氏(写真:共同)

もっとも、馳氏の苦戦はずいぶん前から伝えられていた。

地元紙の北國新聞が昨年11月1日と2日に行った情勢調査では、馳氏は山野氏に10ポイントほどリードされていた。それが今年1月17日と18日の調査で差が縮まり、2月14日と15日の調査では逆転した。そして2月28日と3月1日に行われた4回目の情勢調査では、石川3区で馳氏がリードするなど、2024年1月に発生した能登半島地震からの復興についての評価が現れ始めた。

しかし高市首相の応援にもかかわらず、金沢市での馳氏の票は伸びず、市長を11年間務めた山野氏に3万3978票もの差をつけられた。“同志”を勝利に導けなかった高市首相にとっても、石川県知事選は「最初の敗北」といえた。

高支持率維持でも「見方」が変化

衆院選からの1カ月で、空気は変わりつつあるのかもしれない。3月7日と8日に共同通信が行った全国電話世論調査では内閣支持率は64.1%で、2月の調査から3.2ポイント下落した。

興味深いのは不支持の理由だ。「外交に期待が持てない」が2月の4.0%から21.6%に急上昇。「首相にふさわしいと思えない」も14.3%から20.9%に上昇している。

支持の理由のトップも、「ほかに適当な人がいない」の22.7%で、2月の15.0%から増加した。支持率下落の数字は小さくとも、高市政権への見方が変わりつつあるのかもしれない。

さらに3月6日から8日にかけてNHKが行った世論調査の内閣支持率は59%で、2月の調査から6ポイントも減少。不支持率も26%と、2月の調査から6ポイント上昇した。

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