「とりあえずノーネクタイ」40代のジャケット姿から漂う強烈な違和感の正体

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シャツ代わりのニットに潜むワナ

「よし、自分もニットを1枚で着てみよう」と安易に休日用のニットを流用すると、別のだらしなさに直面します。

昨今のトレンドである「少しオーバーサイズ」のニットを選ぶと、ジャストサイズのジャケットを着たときに、袖の中でニットの生地がシワになって詰まります。腕を動かしている時はパツパツな腕まわりが目立つことはありませんが、オフィスでジャケットを脱いだとき、袖に溜まったニットのシワがだらしなく見えるリスクを考えれば、避けたほうが賢明です。

必ず、ジャケット着用を前提とした腕まわり(アームホール)がスッキリとしたビジネス専用設計のものを選んでください。できれば、ジャケットを着用した状態でビジネスニットの試着をすることをおすすめします。

通年ノーネクタイ時代において、単に「ワイシャツを着るだけでOK」とは言えなくなりました。逆に、襟がないビジネスニットのほうが「お腹のシワで印象面を損なうリスクがない」という逆転現象が起きているからです。これが近年のビジネスニット市場の盛り上がりの背景だと私は考察しています。

春に向かうこれからの季節。ぜひ、ご自身のインナー選びを見直してみてください。誰も面と向かって指摘してくれないノイズを物理的にカバーすることは、単なるファッションの枠を超え、相手に清潔感や安心感を与えるための「戦略的ビジネスツール」です。

森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト

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もりい よしゆき / Yoshiyuki Morii

その違和感を、言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。

公式サイト「エレカジ」(https://www.elegant-casual.com/cases)では、80件を超えるコーディネート事例を公開。

YOUTUBE(https://bit.ly/3nh45if)にて30・40代ファッションに興味がない男の服選びセオリー配信中。

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