「とりあえずノーネクタイ」40代のジャケット姿から漂う強烈な違和感の正体

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もちろんシャツ単体であったとしても、着丈を長くしたオーダーシャツならばズレは緩和されるでしょうし、スラックスの内側に「滑り止め」のゴムをつける方法もあります。ですが、シワを完全に消すことはできません。

シャツ生地のズレを緩和する滑り止め(写真:筆者撮影)

また、誤解されがちな解決策として「攻めすぎたスリムシャツ」を選ぶ方がいます。余計なたるみを消したい意図は分かりますが、立っているときと座っているときで最適な寸法が変わるため、攻めすぎたフィット感では余計に生地が引っ張られ、お腹の肉感まで拾ってしまいます。

「ワイシャツをやめる」という新定番

一方、オフィスカジュアルが許容される職場であれば、もはや「ワイシャツを着るのをやめる」という根本的な解決策も極めて効果的です。いわゆるジャケットのインナーとして、シャツ感覚でビジネスニットを直接合わせる着こなしです。

シャツのように裾をパンツにタックインしないため、お腹まわりの余計なシワやたるみが一切発生せず、クリーンで上品なシルエットを一日中キープできます。

お腹まわりのシワが気にならないビジネスニット(写真:筆者撮影)

もちろん「仕事着にニット単体はカジュアルすぎるのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし2023年に行われた大手紳士服チェーンAOKIの調査によれば、ビジネスでニットを着用する人のうち、およそ4割が、最もよく着用するニットとして「ジャケットのインナーとして1枚で様になるセーター」を挙げています。

もはやこのスタイルは、一部のお洒落な人のものではなく、合理性に気づいたビジネスマンたちのメインストリームになりつつあるのです。ただし、ここで注意が必要です。

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