20代7割は前向きなのに上司は"忖度"「飲み会スルー」の苦悩 ハラスメントの恐怖を盾にコミュニケーション取らず…?
問題は、上司が過剰な忖度によって、まったく動けなくなっていることだ。
「何かあったときのリスクが大きい」
「人事に報告されたら出世に響く」
こうした懸念が、上司の行動を完全に止めてしまっている。結果として、部下とのコミュニケーションの機会が失われ、信頼関係が築けないまま時間だけが過ぎていく。
ヤフーの1on1ミーティングの普及で知られる本間浩輔氏は、ダイヤモンド・オンラインの記事で、
「ハラスメントが怖いと言いながら、実は、必要なコミュニケーションをサボっているようにも思う」
と話している。
上司の過剰な忖度は、上司自身を疲弊させ、部下の成長機会を奪い、組織の信頼関係を損なう。どちらにとっても不幸なことだ。
令和時代の適切な誘い方
では、上司はどうすればいいのか。忖度するのではなく、適切な配慮をすればいい。ここでは飲み会を例に具体的な解決策を挙げるが、飲み会以外にも部下と向き合う手段はさまざまある。
「飲みに行こう」という言葉は、若手にとっては「お酒の強要」や「説教」「長時間の拘束」といったネガティブなイメージを想起させやすい。「食事に行かないか?」という言葉を選ぶだけで、相手の心理的負担は大きく軽減される。
「たまたま話題のお店の予約が取れたんだけど、もしよければ来ない?」といったように、部下が断りやすい余白を残すことが重要だ。
管理職が深夜まで残ると部下は帰りにくくなる。上司は一次会で「今日はここでお開きにします」と宣言し、潔く帰宅することが令和の美しいマナーだ。
これらを実践すれば、過剰な忖度をせずとも、部下との関係を築くことができると考えている。
最後に、はっきり言っておきたい。
上司が「ハラスメントが怖いから」と言って何も行動しないのは、必要なコミュニケーションをサボっているのと同じだ。部下は上司との対話を求めている。その機会を奪っているのは、過剰に忖度している上司自身なのである。
今回は夜の飲み会を例に挙げたが、業務内の1on1やランチミーティング、雑談など、お酒を伴わない場でもいい。大切なのは、部下と向き合う姿勢を持ち続けることだ。
上司の過剰な忖度をなくすことから、すべては始まるだろう。
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