20代7割は前向きなのに上司は"忖度"「飲み会スルー」の苦悩 ハラスメントの恐怖を盾にコミュニケーション取らず…?
さらに衝撃的なデータがある。
26年に実施された『職場の飲み会・コミュニケーションに関する意識調査』(いつもファンキーな有限会社)によると、50代の会社員の59.4%、つまり約6割が職場の飲み会に対して「参加したくない」と消極的な反応を示していた。
かつて飲みニケーション文化を牽引してきたはずの50代が、最も飲み会を避けているのだ。
同調査によれば、飲み会を負担に感じる理由の第1位は「気を使う・気疲れする」で、50代の82.0%がこれを挙げている。ちなみに20代は45.0%だ。また、「費用負担が大きい」と回答した50代も72.0%にのぼる。
現代の管理職は、ハラスメントリスクへの過剰適応や、若手を楽しませなければならないというプレッシャーに晒されている。部下への忖度が、上司自身を疲弊させているのだ。
部下の7割は飲み会に前向きだった
ここで、上司の「忖度」がいかに的外れかを示すデータを紹介しよう。
同じ調査で、20代の若手社員に「職場の同僚や上司との飲み会についてどう感じるか」を尋ねたところ、「積極的に参加したい」と「必要があれば参加する」を合わせた肯定派が、なんと66.5%に達したのだ。
つまり、50代の約6割が飲み会を敬遠しているのに対し、20代の約7割は上司との飲み会に前向きである。世間のイメージとは真逆の「逆転現象」が起きているのだ。
この傾向は、近年急に始まったものではない。17年の調査では、会社の飲み会に誘われた20代のうち約6割が「嬉しい」と回答していた。13年の調査でも、新入社員の約8割が「上司や先輩と飲みに行きたい」と答えている。
上司が「部下は飲み会を嫌がっているに違いない」と忖度している間、部下は「上司と話す機会がほしい」と思っていたのだ。なんとも皮肉な話である。




















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