3.11で内定を捨て気仙沼へ 「復興まちづくり→探究学習の支援」手がけるNPO代表の物語《気仙沼から能登へつなぐバトン》
日本財団が2024年に実施した「18歳意識調査」報告書によると、「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」と回答したのは45.8%と5割を切っています。中国の83.7%、インドの80.6%、アメリカの65.6%、韓国の60.8%などと比較しても低い状態です。
文部科学省の23年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果によると、不登校の児童生徒数およびその割合は増えており、不登校の要因の上位に「無気力」が挙げられています。
無気力から「やればできる」のマインドにする
こういった状況を前に、「やりたいことが見つからない、やりたいことがあっても自信がないという日本の10代の若者たちの、やればできる、なんとかなるといったマインドを育みたい」と加藤さんは考え、ワークキャンプ事業を進めています。
具体的には、震災や水害の被災地で展開する1週間ほどのボランティア合宿「01(ゼロイチ)ワークキャンプ」と、地域のこども食堂や農業の現場で展開する、2泊3日程度のボランティア合宿「ちょいワークキャンプ」の2つです。
「ワークキャンプでは、ニュースやオンラインで見聞きするだけでなく、実際に現場に立って社会問題に向き合い、土に触って、体を動かし汗をかいて、においをかいで、五感をフルに活用して毎日過ごします。
さまざまな背景の人々と交流し、参加者同士、一緒に食卓を囲む。参加者は何らかの役割を担い、自分たちでつくり上げるから、責任を持って関わることができます。自分のためにはがんばれなくても、誰かのニーズを聞いたり、誰かの笑顔を想像したりするとやる気が湧いてくるんです。
人の役に立つことで、ありがとうと言われる経験や、思いどおりにいかず人とぶつかる経験を通して、私もやればできる、多少のことはなんとかなると思えるようになる。アクションを起こせる人の土台となるマインドが育つのです」




















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